飲食店が販促を行う目的

販促品には売上アップや、認知向上の宣伝、新規顧客獲得などさまざまな目的が挙げられます。
飲食店の場合、新規顧客の獲得や、リピーター客の増加のほか、過去に来店したお客様の掘り起こしを目的に販促品を利用することが有効といえるでしょう。

販促品の配布方法も、広く周知することを目的とした、もれなく配布するノベルティグッズや特定の商品をご注文のお客様を対象にプレミアムグッズを抽選プレゼントするなど、やり方も複数あります。
目指す目的に対して、どのように販促品を使用するのがいいかを意識したアイテム選びをしましょう。

販促品の基本についてはこちらもご覧ください。
▶販促品とは

飲食店が販促品を利用するメリット

飲食店での販促品利用には以下のメリットがあるでしょう。

  • 新規のお客様が来店するキッカケ
  • 過去に来店したお客様の再来店を促す
  • イベントやキャンペーンの実施で宣伝・周知

販促品のメリットについてはこちらもご覧ください。
▶販促品のメリット

新規のお客様が来店するキッカケ

街頭配布物はノベルティグッズに該当するため、ポケットティッシュやうちわ、除菌グッズなどのアイテムは宣伝・認知向上を目的に多くの方々へ広く配布します。
お店に来店されたことのないお客様へ広く配布することで、お店の認知につながる可能性が高まります。
街頭配布以外にも、新聞の折り込みチラシなどを活用して来店者プレゼントの情報を広く周知することで、認識をしていなかった潜在層のお客様にアプローチできるでしょう。

過去に来店したお客様の再来店を促す

販促品を用いることで、過去に来店をしたことのあるお客様に再来店をするキッカケを作ることができます。
サービスが同じで、価格が安い他店舗を利用しているお客様の場合、何か対策を打たないかぎりは価格の違いがあるため、なかなか自店舗を利用するチャンスは少ないと想像できます。
そこで、販促品のプレゼントなどお得情報をお伝えすることで、再来店のキッカケを与えることになるため、お客様の掘り起こしにつながることもあるでしょう。
販促に力を入れてもリピーターを作らなくては、常に集客に費用を掛け続けなければいけない悪循環となってしまいます。
新たなサービスや商品をリリースする際に、販促企画を組み合わせることで他店との違いを体験してもらい、納得のサービスでお客様がリピートしたくなるお店を作っていきましょう。

イベントやキャンペーンの実施で宣伝・周知

イベントやキャンペーンを実施することで、お店の情報を発信することができます。
催事などのイベントごとを多く実施することで、お客様に注目されやすくなり認知向上につながるため、そのタイミングに合わせて販促品を用意することでさらに来店するキッカケにつながることが考えられます。
イベントや、配布アイテムによってはお客様のSNSから拡散される可能性もあるため、更なるお客様を呼び込むキッカケになることもあるでしょう。

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販促品を使用するキャンペーン

飲食店の販促で掛かるコスト

飲食店の販促に掛けるコストは売上金額の3%~5%程が一般的のようです。
月次の売上が150万円とした場合、45,000円~75,000円が販促に掛ける平均的なコストになります。
売上が下がってくると広告費などの経費削減を考える方もいますが、販促や広告に掛けるコストを削ることはオススメできません。
販促や広告はお客様との接点になるため、新規のお客様へのアプローチするチャネルは活用していきましょう。

飲食店の集客・販促方法

インターネットを活用する場合

  • Googleマイビジネスへの登録
    近年ではスマートフォンを利用した検索がパソコンでの検索数を上回っていることもあり、店舗経営の場合Googleマイビジネスへの登録は必須といっても過言ではありません。
    Googleマイビジネスは無料で登録できる上、ホームページがなくても登録ができます。
    情報を発信できることで多くのお客様に認知してもらえる可能性があるため登録することをオススメします。
  • SNSの活用
    TwitterやInstagram、LINE@のほか、TikTok、Pinterestなど、多くの方が使うこれらサービスは話題になりやすく、情報の拡散力があるためオススメです。
  • グルメサイトへの掲載
    利用には費用が掛かりますが、SEO対策がされているサイトへ掲載できるメリットは大きく、予約機能もあることで飲食店の集客に利用したいWebサービスです。
  • ホームページでの集客
    飲食店向けのホームページ制作会社や、飲食店向けのホームページ制作ツール(CMS:コンテンツ・マネジメント・システム)などもあり、ホームページを活用する販促はオススメです。
    Googleマイビジネスや、SNSにもリンクを設置できるため、併用することでホームページを拡散ことができるため、多くのチャネルでホームページを露出できるようになります。
    また検索広告を行う場合にはホームページが必須になるため、用意するといいでしょう。

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近隣や遠方のお客様へ訴求する場合

  • ポスティング
    お客様宅のポストに投函するポスティングサービスの利用は、多くのお客様にチラシを配布するため、飲食店の場合、メニューのほかデリバリーサービスの対応を記載しましょう。
    新型コロナウイルス感染症により生活様式が変わったことで、店舗へお越しにならずにデリバリーサービスを利用される方は増加傾向にあり、若い世代の利用が多い傾向のようです。
    こうした点を踏まえてポスティングサービスもどういったお客様が多いか、どういったエリアか、どの時間に投函すると売り上げがいいかなど、トライ&エラーをするといいでしょう。
  • 折り込みチラシ
    新聞折り込みチラシの反響率は一般的に0.01%~0.3%といわれています。
    新聞の購読世代は50代以上が多く、高齢者世代と相性のいい商品を提供されている場合はオススメの手段です。
  • 街頭配布
    街頭配布によるチラシや、ポケットティッシュなどの配布は、近隣のお客様や、遠方からお越しになられたお客様を問わず配布するため、多くのお客様へ訴求できる可能性が高い訴求方法になります。
    街頭配布は、専門業者を利用する場合や、ご自身で配布する手段も取れますが、最寄りの警察へ道路の利用許可を取得し、許可を得た時間と場所以外では行ってはいけません。
    実施する際は、何曜日の何時頃にどこで配布するか、人通りを見極めてトライ&エラーをしましょう。

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ノベルティの配布方法

千客万来!新規顧客へアピールする定番の販促物

  • のぼり(旗)
    お店の前に設置するのぼり(旗)は飲食店だけでなく、店舗を構えるお店では定番の販促物です。
    新規オープンや、新商品販売など一目で内容を理解できる長さのメッセージが効果的でしょう。
  • スタンド看板
    のぼり(旗)同様に店舗型のお店の定番販促物になるのがスタンド看板です。
    屋外用のスタンド看板や、電飾スタンド看板、提灯などのスタンド看板などさまざまな種類があります。
    カフェやレストランであれば手書きできる黒板タイプなど、お店のイメージに合わせたアイテムを選ぶといいでしょう。
  • ポスター・ステッカー
    街の印刷屋さんですぐに用意できるポスターや、ステッカーは手軽に用意できる販促物です。
    素早く切り替えもできるため、季節に合わせた情報をいち早く伝えることができます。
  • リーフレット・パンフレット
    店内のメニュー表としての利用や、店頭のキャビネットに設置するメニューなどの使用に相性がいい販促物です。
    入店を検討しているお客様へ提供商品やサービスを紹介する機会になるため、入店を訴求することにつながる可能性を高めるアイテムです。

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オススメのノベルティ

  • タンブラー
    タンブラーはノベルティだけでなく、記念品としても利用されるもらって嬉しい人気のアイテムです。
    低価格帯のタンブラーであれば、多くのお客様にプレゼントも可能な価格の商品もあります。
    オリジナルタンブラーの商品一覧はこちら
  • エコバッグ・トートバッグ
    SDGsの活動に合うトレンドアイテム。
    レジ袋の有料化に伴い、多くの企業でオリジナルデザインをプリントしたエコバッグ・トートバッグが人気です。
    低価格でかさばらず、配布もしやすいため多くの方に配布でき、長く使用してもらうことで認知向上や宣伝になるオススメのノベルティグッズです。
  • カトラリー
    2022年4月から無料で配布されるプラスチック製のスプーンや、フォークなどの無料配布がなくなる、または有料化されることが考えられます。
    それに伴い、レジ袋有料化のときと同様に需要が高まると考えられるトレンドグッズがカトラリーです。
    日々持ち歩くアイテムに名入れを施すことで、まだ多く出回っていない珍しいノベルティグッズとして宣伝、認知向上効果が期待できるでしょう。
    オリジナルカトラリーの商品一覧はこちら

アイテム利用方法

これらアイテムはノベルティや、プレミアムといった販促品としての利用だけでなく、オリジナルグッズ販売や、店舗での利用にも相性がいいでしょう。
そのほか2つの利用方法についてご紹介します。

店舗用食器としての利用

  • タンブラー
    お客様へ提供するドリンクや酒類にステンレスタンブラーはオススメです。
    小グラス(200ml~300ml)の量が収まるサイズから、720mlが収まるジョッキタイプまであり、種類が豊富な上、ステンレスタンブラーは落としてもガラス製とは違い割れないため、お客様の安全にもつながりオススメです。
    名入れ加工を施すことで、お店のロゴや店舗名をレーザー刻印された他にないアイテムになるため、お店のブランディングにもつながります。
  • カトラリー
    カトラリーも持ち帰れるノベルティとして、食べ終えて持ち帰れるアイテムになります。
    飲食店に相性がいいノベルティグッズになるため使いやすさも抜群です。
    環境にやさしい素材を使用したアイテムもあるため、お店のイメージアップにもつながるノベルティになるでしょう。

オリジナルグッズの物販

  • タンブラー
    喫茶店などではコーヒー豆の販売などと並んでオリジナルタンブラーを販売するお店もあります。
    タンブラーを利用することで割引を行うなど、リピーター客につながることもあるため、店舗用食器とは別で保温性の高いタンブラーにお店の名前や、お店のロゴを名入れしたアイテムの販売はオススメです。
  • カトラリー
    2022年4月以降にトレンドとなる可能性を秘めたアイテムです。
    お店の名前やロゴを含めたオリジナルアイテムを販売することで、利用される機会が増加する可能性があります。
    そのため、ノベルティグッズ同様に宣伝、認知向上の効果が期待できるためオススメのアイテムです。

    おしゃれなノベルティについてはこちらもご覧ください。
    ▶おしゃれなノベルティのアイデア7選

まとめ

飲食店は美味しい商品や、素晴らしいサービスだけでは繁盛するとはいえません。素晴らしいサービスもお客様に周知していくことで集客につながることになります。
その上で、飲食店で販促品を利用する場合の基本的なことをご紹介しました。
新規のお客様の入店するキッカケだけでなく、何度も訪れるお店のファンになられているお客様にも喜ばれる販促品を利用して、安定した集客を目指していきましょう。
販促品は小ロットでの導入ができるアイテムもあるので、個人で営業するお店や、2~3店舗営業する地域に根差したお店にもお使いいただけます。
チラシやポスターなどで集客をされているのであれば、販促品を組み合わせての集客をしてみてもいいでしょう。