そもそも名入れとは?
「名入れ」とは、企業がアイテムに企業名やロゴマークを印刷することを指します。
個人の利用では引き出物やお祝い、お子さまの持ち物への名前書きがあります。
名入れをする目的とは?
名入れには宣伝だけでなく、記念品などのギフトで活用するなどさまざまな目的があります。
ノベルティグッズ
企業が名入れを利用する目的の第一は販促品としての利用でしょう。
この場合はノベルティグッズであることが多く、ノベルティには宣伝・認知向上が目的であるため無料配布されます。
街頭で配布されているポケットティッシュや、除菌グッズなどのもれなく配布される来店プレゼント、展示会やオープンキャンパスで広く配布されるアイテムのほか、年末年始のご挨拶に配布される名入れカレンダーや、名入れタオルなど幅広く配布されます。
記念品
記念品は思い出に残してもらうために贈るアイテムです。
そのため、企業・団体では周年記念や表彰で活用されるだけでなく、サークルの卒業記念やスポーツ少年団の卒団記念などで名入れアイテムが使用されます。
個人での利用では、結婚記念や出産内祝いなどの慶事にカステラやどら焼き、クッキーに名入れしたアイテムを贈ることがあるでしょう。
その他
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入園・入学
入園・入学を控えたお子さまの持ち物に名入れグッズが使用されています。
持ち物が紛失しないためや、落し物の持ち主がわかるため、お子様がいらっしゃる方が多く利用されます。 -
オリジナルグッズ製作
アーティストのライブツアーグッズや、テーマパークのオリジナルグッズ、同人イベントでの物販で取り扱うオリジナルグッズの製作にも「名入れ」が利用されています。
「名入れ」は名前をプリントするだけでなく、デザインを印刷する場合にも名入れといわれています。
このように「名入れ」にも目的ごとに違いがあるのがおわかりになるでしょう。
次は「名入れ」アイテムの利用シーンをご紹介します。
名入れアイテムの利用シーン
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商品・サービス・オープンの宣伝
- 街頭配布
- 来店プレゼント
情報の拡散・認知を目的に名入れアイテムは利用されます。
ポケットティッシュや、うちわなどを受け取ったことがある、見たことがある方は多いでしょう。
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営業用・挨拶回り
- 初訪問
- 商品購入・サービス契約時
- 年末年始のご挨拶回り
営業活動においても名入れ販促グッズはよく利用されます。
初訪問の際にお渡しする粗品としてボールペンやメモ帳・付箋をお配りすることもあるでしょう。
ご挨拶回りに定番の名入れカレンダーや、名入れタオルは喜ばれるアイテムとしてオススメです。
営業に活用する販促品について
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成約記念
- 住宅購入
- 自動車購入
- 結婚式場の予約
人生の大きな節目になるサービスなどの契約に名入れグッズはオススメです。
ステンレスタンブラーや、家電、高級タオルセットなど高級感のあるアイテムは高価なお買い物にふさわしいアイテムになるでしょう。
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周年・創立記念
- 10周年、25周年、50周年記念
- 創立100年記念
主に企業や学校で実施される大きな節目となるイベントで、名入れグッズは利用されます。
お客様へ日頃の感謝に来店プレゼントを行うほか、一定額以上をお求めになられたお客様を対象とするキャンペーンで名入れタンブラーや、名入れトートバッグを抽選プレゼントするほか、在籍する学生や従業員全員へ学校名や校章、社名、ロゴマークが印刷された名入れボールペンなどは人気の名入れアイテムでしょう。
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展示会配布品
- ブースへの集客
展示会では、多くの企業が展示ブースへの来場者数になる名刺の枚数を成果として重要視しています。
そのため、多くの企業がノベルティを活用して展示ブースへの集客を行っています。 展示会では来場者が多くの資料を受け取ることから、名入れを施した大きめのトートバッグが人気です。 大きな会場での開催になると夏は暑く、冬は寒いため、季節に合わせてうちわやペットボトルの水、カイロなどを配布するのはオススメです。
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企業説明会・オープンキャンパス
- 来場、来校者の集客
企業説明会やオープンキャンパスでは、それぞれの開催が重なって思うように集客できないこともあるでしょう。そこで多くの学生へ情報を伝えるためにノベルティを用意する学校もあるでしょう。
多くの学生に足を運んでもらうために企業ロゴや、校章を名入れした文房具や、プラスチックタンブラーなどをプレゼントといった目玉を用意するのはオススメです。
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社内表彰
- 永年勤続表彰
- トップセールス表彰
名入れグッズは販促だけが目的ではありません。従業員への催しにも利用されます。
名入れアイテムを配布することで、従業員のモチベーション向上や、愛社精神につながり従業員の定着率を上げることも期待できるでしょう。
ステンレスタンブラーや、時計、万年筆など長く使用できるアイテムは喜ばれるでしょう。
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結婚・出産記念
- 結婚式の引き出物
- 出産内祝い
人生の節目や記念に名入れアイテムを使用することがあるでしょう。
結婚式に個人で用意する名入れをした引き出物バッグは人気の名入れグッズです。
そのほかにも、出産内祝いにカステラやクッキーなどのお菓子へオリジナルの焼き印で名入れした商品を贈ることもあり、名入れをしたアイテムは人気といえるでしょう。
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卒園・卒業・卒団記念
- 保育園、幼稚園の卒業記念品
- 学校の卒業記念
- スポーツ少年団の卒団記念品
成長の節目になる卒業イベントに、記念品として名入れグッズは最適な贈り物です。
記念品は思い出に残してもらえるような品物を作成することを目的として、準備を行うとよいでしょう。
長く利用できるマグカップや、今後もスポーツを継続されるお子さまには水筒やステンレスボトルはオススメのアイテムになります。
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入園・入学準備
- 持ち物への名前つけ
- おむつスタンプ
販促品や記念品以外で名入れをする利用シーンとして、お子さまの持ち物へのお名前つけがあります。
筆箱やおどうぐ箱、体操服、おむつなど、持ち主がわかるようにする準備は欠かせません。
お名前シールやアイロンシール、フロッキーネーム、おむつスタンプなどはオススメのアイテムです。
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スポーツ表彰
- スポーツ大会出場・優勝
- 合唱コンクール金賞・優勝
スポーツ大会や、合唱コンクールといった大きな行事での表彰にも名入れグッズは記念品としてオススメです。
手に取るたびにその時を思い出せる記念品になるでしょう。
ステンレスボトルや、マグカップなど日頃からよく使用するアイテムがオススメです。
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オリジナルグッズ作成
- ライブツアーのオリジナルグッズ
- 同人イベントでのオリジナルグッズ
- テーマパークのオリジナルグッズ
名入れグッズは、イベントやアミューズメント施設のオリジナルグッズとしても利用されます。
アーティストのライブツアーグッズとして使用されるステンレスタンブラーやステンレスボトル、同人グッズにキャラクターの台紙をプリントしたプラスチッククリアタンブラーや、マスクなど、オリジナルグッズの作成はオススメです。
実はたくさんある!名入れ印刷方法の種類
名入れ印刷の方法は、ひとつふたつではなくさまざまな種類があります。
素材や形状によっても異なる名入れの印刷方法をご紹介します。
シルク印刷 |
■別名
印刷したいデザインの版を作成し、一つひとつ手作業で仕上げる繊細さが魅力のインクを盛る印刷方法です。 |
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回転シルク印刷 |
■特長
印刷したいデザインの版を作成し、版に対してアイテムを回転させながら印刷をします。ぐるりと印刷できるため特別感や高級感のあるアイテムになる名入れ印刷方法です。 |
インクジェット印刷 |
■特長
版を作成する必要がなく、アイテムにUVインクを吹きつけたのちに、UVライトを照射することで定着する名入れ印刷方法です。立体のものや丸みのあるものの印刷範囲は狭くなるが、ワンポイントのフルカラー印刷は再現性が高く鮮やかです。 |
台紙印刷 |
■特長
シンプルな二重構造プラスチックタンブラーのデザインを簡単にできる変更できます。台紙印刷をすることで他にないオリジナルなデザインタンブラーにアレンジが可能になります。 |
パッド印刷 |
■特長
小さなワンポイントデザインで細部まで美しく印刷できます。 ボールペンなどの小さなアイテムへ印刷するのに向いています。 |
昇華転写印刷 |
■特長
転写紙を使用するため、版を作成する必要がなく、写真やイラストも綺麗に印刷ができます。対応する製品が一部になるため、数多くの商品に対応はしていない。 |
レーザー彫刻 |
■特長
印刷と違い、彫刻を施す名入れになるので長期間にわたってデザインが残り続けます。彫刻を施すことで高級感が増し、特別な記念品を演出する名入れ方法です。 |
熱転写印刷 |
■特長
フルカラーで色鮮やかな印刷が可能で、細かな表現にも強い特長があります。圧着をさせるため、布製など熱に強く、柔らかい素材に向いた名入れ印刷方法です。 |
箔押し印刷 |
■特長
箔を使用することでインクでは表現できない華やかな輝きのある印刷が可能です。凹凸をつけて浮き上がらせるエンボス加工や、凹みをつけたデボス加工を合わせることでより高級感を演出できるでしょう。 お菓子のパッケージに使用されることもあるため身近でも見かけることのある印刷方法です。 |
購入前に気をつけたい!名入れアイテムの納期
名入れアイテムを用意する際に押さえておかなくてはいけない「納期」について、納期は製品により異なるため、早めの準備が必要です。
注文からお手元に届くまではおおよそ2週間~4週間ほどの時間がかかります。
そのため、プレゼントやキャンペーンを実施する場合、実施から1ヶ月前までを目途にアイテムを発注すると滞りなく準備ができるでしょう。
ただし、発注数(ロット数)が多くなる場合は見積書を取る際、担当者の方に確認を行いましょう。
アイテムの納期は商品によって異なるため、導入決定前の選定段階からどれくらいで納品されるのかを調べておきましょう。
複数のアイテムがある場合、各々の納期は異なることがほとんどになるので注意が必要です。
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ノベルティの作り方
まとめ
「名入れ」とは販促品に名前を入れるだけでなく、文字のプリントから、企業ロゴや校章などのデザインやイラスト、写真などのプリントまでデザインを施すことの全般を指します。
一般的にノベルティグッズは名入れを施すため、名入れアイテムを使用する際は導入するアイテムの価格だけでなく目的や納期も参考にご活用ください。